タイ旅行向けのeSIMは、単純に「一番安いもの」や「無制限と書かれているもの」を選ぶより、滞在日数・必要なデータ量・日本語サポート・電話番号・通信条件の5点から選ぶほうが失敗を避けやすくなります。
先に結論をまとめると、初めて海外eSIMを使うならWorld eSIMやtrifa、料金と容量のバランスを重視するならSailyやUbigiが候補にしやすいです。
一方、動画を長時間見る人は大容量・無制限プラン、タイの電話番号が必要な人はAIS・True・dtacなどの現地キャリア系商品まで含めて考えたほうがよいでしょう。
さらに注意したいのが「無制限」の意味です。サービスによっては、データ通信そのものは無制限でも、高速通信できる容量に上限があります。料金表で「無制限」と書かれているだけでは、実際の使いやすさまでは判断できません。
この記事では、おすすめeSIMの比較だけでなく、必要なデータ容量、無制限プランの注意点、AISなどの利用回線、電話番号、設定方法までまとめています。タイのeSIMについて何本も記事を読み比べなくても、自分に合う候補を絞れるところまで解説します。
タイ旅行でeSIMがおすすめな理由|SIM・Wi-Fiとも比較
タイ旅行向けeSIMとは、物理的なSIMカードを差し替えず、スマートフォンへ通信プランを追加してタイでデータ通信する方法です。
対応スマートフォンであれば、日本で使っているSIMを端末に残したまま、タイ旅行用の通信回線を追加できます。
空港でSIMカードを受け取ったり、Wi-Fiルーターを持ち歩いたりする必要がないため、1人旅や少人数旅行では扱いやすい通信方法です。
| 比較項目 | eSIM | 物理SIM | Wi-Fiルーター | 海外ローミング |
|---|---|---|---|---|
| 受け取り | 原則不要 | 店頭・配送など | 必要なことが多い | 不要 |
| SIM交換 | 不要 | 必要 | 不要 | 不要 |
| 持ち物 | スマホのみ | スマホのみ | ルーターが増える | スマホのみ |
| 充電 | スマホのみ | スマホのみ | ルーターも必要 | スマホのみ |
| 電話番号 | プランによる | 付きやすい | なし | 日本の番号 |
| 向いている人 | 1人~少人数旅行 | 現地番号重視 | 複数人で共有 | 手続きを減らしたい人 |
なお、現在契約している日本の携帯電話プランに海外データ通信が含まれている場合は、新たにeSIMを買わないほうが簡単なこともあります。
eSIMが便利なのは確かですが、実際の商品選びでは「eSIMかどうか」より、何GB必要なのか、電話番号が必要なのか、どの条件で速度制限されるのかを見ることが重要です。
タイeSIMおすすめ10社を比較
タイ向けeSIMとして比較しやすい10サービスをまとめました。
KlookやKKdayはSailyやUbigiのような単一のeSIMサービスではなく、AIS・True・dtacなど複数の商品を扱う旅行商品マーケットプレイスです。そのため、購入する商品によって料金や通信条件が変わります。
| サービス | サービス形態 | 料金・プラン例 | 無制限 | 主な特徴 | おすすめの人 |
|---|---|---|---|---|---|
| Saily | 旅行eSIM | 5GB/30日 US$7.99 | あり | 1GB~無制限まで選びやすい | 価格と容量のバランス重視 |
| Ubigi | 旅行eSIM | 10GB/30日 2,000円 | あり | AIS・True Moveに対応 | 5~10GB以上使いたい人 |
| trifa | 旅行eSIM | アプリ内で確認 | あり | 日本人スタッフが24時間365日対応 | 初めてeSIMを使う人 |
| World eSIM | 旅行eSIM | 無制限5日 2,650円 | あり | 日本語対応、AIS・DTACなど | 初心者・日本語重視 |
| 地球の歩き方eSIM | 旅行eSIM | 1GB/7日 US$3.90 | プランによる | 少容量から選べる | 通信量が少ない人 |
| Airalo | eSIMプラットフォーム | 無制限5日 US$15など | あり | プラン数が多い | 複数条件を比較したい人 |
| Holafly | 旅行eSIM | 日数指定の無制限中心 | あり | データ無制限中心 | 残量を気にしたくない人 |
| eSIM-san | 旅行eSIM | 484円~ | あり | 1日容量・期間容量・番号付き | 条件を細かく選びたい人 |
| KKday | 旅行商品マーケットプレイス | 商品ごとに異なる | あり | AIS・Trueなどの商品を選べる | 現地キャリア系を探す人 |
| Klook | 旅行商品マーケットプレイス | 商品ごとに異なる | あり | AIS・True・dtac系など | 旅行予約とまとめたい人 |
迷ったときは10社すべてを細かく読む必要はありません。
- 初めてで日本語サポート重視:World eSIM・trifa
- 料金と容量のバランス:Saily・Ubigi
- データを大量に使う:Saily・Ubigi・Holaflyなどの無制限を比較
- タイの電話番号が必要:現地キャリア系商品も比較
「自分が何を重視するか」を先に決めると、10社から2~3社まで一気に候補を減らせます。
タイeSIMは5つのポイントで選ぶ
1.滞在日数と必要なデータ容量から選ぶ
「5日旅行だから5GB」と日数だけで決めるのではなく、1日に何をするかで考えます。
| 主な使い方 | 容量の考え方 |
|---|---|
| LINE・メール・地図・検索が中心 | 少容量から検討 |
| Google Maps・Grab・SNSも日常的に使う | 5GB前後を基準に比較 |
| Instagram・TikTokで動画を見る、投稿する | 10GB以上も検討 |
| YouTube・動画配信を長時間見る | 大容量・無制限 |
| PCへテザリングする | 大容量+テザリング条件確認 |
5日程度の一般的な観光旅行なら、まず5GB前後を基準にすると比較しやすいです。動画視聴やSNSへの動画投稿が多い場合は10GB以上も候補にしてください。
反対に、ホテルへ戻るたびにWi-Fiへ接続し、外出中は地図とLINE程度しか使わないなら、5GB未満でも足りる場合があります。
2.無制限は高速通信できる容量まで確認する
タイeSIM選びで特に注意したいのが、無制限プランです。
「データ無制限」と「常に高速で完全無制限」は同じ意味とは限りません。
| サービス | 無制限プランの例 | 高速通信の条件 | 条件到達後 |
|---|---|---|---|
| Saily | 無制限15日 | 5GB/日まで | 最大1Mbps |
| Ubigi | 無制限7日 | 合計25GBまで | 2Mbps |
| Airalo | 商品により異なる | 購入するプランのFUPを確認 | 商品条件による |
| Holafly | 無制限中心 | ネットワーク管理条件等を確認 | 利用条件による |
| World eSIM | 無制限商品あり | 商品詳細を確認 | 通信状況等により制御される場合あり |
Sailyは1日ごとに高速通信枠を考えるタイプ、Ubigiの7日無制限は旅行期間全体で25GBまで高速というタイプです。
そのため、無制限プランを見るときは、次の順番で確認すると比較しやすくなります。
- 高速通信できる容量
- 容量到達後の速度
- 高速通信枠が毎日戻るのか
- 旅行期間全体で計算するのか
3.初めてなら日本語サポートも確認する
海外eSIMを何度も使っている人なら、接続できないときに設定を自分で確認できることもあります。
一方、初めて利用する場合は、データローミングや回線選択など、どこを直せばよいのか分からなくなることがあります。
trifaは、eSIMの購入から設定までをアプリ内で完結でき、24時間365日、日本人スタッフによるチャットサポートを案内しています。
World eSIMも日本語で利用でき、24時間365日の問い合わせ窓口があります。
数百円の価格差より、現地でトラブルが起きたときの対応を優先したい人は、サポート体制まで含めて比較するとよいでしょう。
4.タイの電話番号・SMSが必要か確認する
「電話番号付きeSIM」という表現にも注意が必要です。
次の4つは同じではありません。
- データ通信のみ
- 音声通話ができる
- SMSを受信できる
- タイの現地番号「+66」が付く
たとえば、海外eSIMサービスが電話番号を提供していても、タイの+66番号とは限りません。
レストランやホテルなどへ通常の電話をかけたい、タイ国内の電話番号が必要といった場合は、AIS・True・dtacなどの現地キャリア系商品まで含めて探すほうが分かりやすくなります。
なお、現地キャリアの商品では、パスポートなどによる本人確認が必要になる場合があります。
5.利用回線と開通条件を確認する
タイの主要な通信事業者として、AIS、True、dtacなどがあります。
2025年6月のOpensignal調査では、Coverage ExperienceでAISが8.5、DTACとTrueMove Hが7.4でした。また、5G平均ダウンロード速度ではAISが105.3Mbps、DTACが90.1Mbps、TrueMove Hが84.3Mbpsという結果です。
ただし、ここで誤解したくないのが、「AIS対応の旅行eSIMなら、AISと直接契約した利用者と必ず同じ速度になる」というわけではないことです。
海外旅行向けeSIMでは、現地の基地局だけでなく、eSIMサービス側の通信設備やローミング経路なども関係します。
そのため、現地回線は重要な比較材料ではありますが、回線名だけで旅行eSIMの実際の速度まで断定する必要はありません。
また、購入日・インストール日・プラン開始日はサービスによって異なります。
Sailyはタイ到着後に条件を満たすと自動的に有効化され、UbigiもSmartstartによって対象国への到着時からデータプランの有効期間が始まります。
World eSIMのタイ無制限5日プランも、対応ネットワークへ接続された時点から5日間が始まります。
Airaloの現行タイ向けページでは、安定したインターネット環境があれば渡航前にインストールでき、通信エリア外で事前設定しておけば到着時に接続できると案内されています。ただし、Airaloは複数の商品を扱っているため、購入するプランごとのActivation Policyを確認してください。
用途別|タイ旅行ならこのeSIMがおすすめ
初めてeSIMを使うならWorld eSIM・trifa
海外eSIMが初めてで、「現地で接続できなかったときに英語で問い合わせるのは不安」という場合は、World eSIMとtrifaから比較すると選びやすいです。
World eSIMは日本語で利用でき、タイ向けの無制限5日プランは2026年8月21日時点で2,650円、ネットワークはAIS・DTACとなっています。
trifaは購入から設定までアプリで進められ、24時間365日、日本人スタッフによるチャットサポートがあります。
料金と容量のバランスならSaily
Sailyは少容量から大容量まで段階的に選べます。
- 1GB / 7日:US$2.99
- 3GB / 30日:US$5.99
- 5GB / 30日:US$7.99
- 10GB / 30日:US$10.99
- 20GB / 30日:US$19.99
5日程度の旅行だからといって「5日プラン」を探す必要はなく、旅行中に必要なデータ量から選べます。
10GB程度使いたいならUbigi
Ubigiのタイ10GB・30日プランは、2026年8月21日時点で2,000円と表示されています。
接続先としてAIS・True Moveが明記されており、テザリングにも対応しています。
さらにSmartstartによって、旅行前にインストールしても対象国への到着時からプランの有効期間が始まります。
データを大量に使うなら無制限プランを条件で比較
動画視聴やSNS投稿が多い場合は、Saily・Ubigi・Holafly・World eSIMなどの無制限商品が候補になります。
ただし、「無制限だから一番安心」と決めるのではなく、高速通信枠と速度制限を比べてください。
1日に数GB使うのか、旅行全体で20GB以上使うのかによって、適した無制限プランは変わります。
タイの現地番号が必要なら現地キャリア系
タイの+66番号や音声通話が必要なら、データ通信専用の旅行eSIMだけではなく、AIS・True・dtac系の商品も比較してください。
KKdayやKlookでは現地キャリアの商品を複数扱っているため、電話番号付き商品を探す場合には便利です。
ただし、商品によって本人確認、SMS、音声通話の条件が異なります。
タイeSIMおすすめ各社を詳しく紹介
Saily|少容量から無制限まで選びやすい
Sailyは、タイ向けに1GBから20GB、無制限まで幅広い容量を用意しています。
5GB・30日がUS$7.99、10GB・30日がUS$10.99なので、地図やSNSを中心に使う短期旅行では比較しやすい価格帯です。
無制限15日プランは、1日5GBまで速度制限なしで、その後は最大1Mbpsになります。
毎日高速データ枠が用意されるタイプの無制限プランと考えると分かりやすいでしょう。
Sailyが向いている人
- 5~10GB程度を使いたい
- 料金も重視したい
- 少容量から選びたい
- 無制限でも1日5GBの高速枠で足りる
Ubigi|AIS・True Moveを確認して選べる
Ubigiのタイ10GB・30日プランでは、AISとTrue Moveが利用ネットワークとして明記されています。
10GB・30日は2,000円で、短期旅行でも余裕を持って容量を確保したい人に向いています。
7日無制限プランは25GBまでフルスピード、その後2Mbpsです。
2Mbpsまで低下した後も、LINE、メール、Google Maps、軽いWeb閲覧などなら使える場面がありますが、高画質動画には向きません。
Ubigiが向いている人
- 10GB前後使いたい
- AIS・True Move対応を確認して買いたい
- 旅行前にインストールしておきたい
- テザリングも利用したい
trifa|日本語サポートを重視する人向け
trifaは日本企業が提供する海外eSIMアプリです。
200以上の国・地域に対応し、購入から設定までアプリ内で完結できます。
特に注目したいのが、24時間365日、日本人スタッフがチャット対応することです。
初めてeSIMを利用する場合、通信できないときに日本語で相談できることを重視するなら候補にしやすいでしょう。
trifaが向いている人
- 初めて海外eSIMを使う
- 日本語有人サポートを重視する
- アプリ内で購入から設定まで進めたい
World eSIM|日本語対応と短期旅行向けプランが魅力
World eSIMは株式会社ビジョンが提供する海外eSIMサービスです。
2026年8月21日に確認したタイ向け無制限5日プランは2,650円で、ネットワークはAIS・DTACです。
アクティベーションは、eSIMが対応ネットワークに接続された時点から始まります。
日本語で購入・問い合わせができるため、料金だけではなくサポート面も含めて選びたい人に向いています。
World eSIMが向いている人
- 海外eSIMが初めて
- 日本語で手続きを進めたい
- 5日程度のタイ旅行
- 無制限も比較したい
地球の歩き方eSIM|1GBから選べる
地球の歩き方eSIMでは、タイ向けに少容量から複数のプランがあります。
- 1GB / 7日:US$3.90
- 3GB / 30日:US$6.90
- 5GB / 30日:US$10.90
- 10GB / 30日:US$18.90
これらのプランはデータ通信専用で、電話・SMSには対応していません。
eSIMをインストールした後、タイに到着して対象ネットワークへ接続すると自動的にアクティベーションされます。
地球の歩き方eSIMが向いている人
- 1~5GB程度で足りる
- LINEや地図が中心
- 日本語の旅行サービスから購入したい
Airalo|プランの選択肢が多い
Airaloは世界各地のeSIMを扱うプラットフォームです。
2026年8月時点のタイ向けページでは、無制限プランとして3日US$9.50、5日US$15、7日US$21.50などが表示されています。
現在のタイ向けページでは、安定したインターネット環境があれば好きなタイミングでインストールでき、通信エリア外で事前設定しておけば到着後に利用できると案内されています。
Airaloは複数の商品を扱っているため、購入時には商品ごとのネットワーク・高速通信条件・Activation Policyを確認してください。
Holafly|無制限を日数で選びたい人向け
Holaflyはデータ無制限を中心にした旅行用eSIMです。
タイではTrue・DTACのネットワークを利用し、到着後にeSIMをONにして対応ネットワークへ接続するとプランが始まります。
テザリングは1日1GBまで共有できる条件が案内されています。
Holaflyが向いている人
- データ残量を何度も確認したくない
- 動画やSNSを比較的多く使う
- 日数ベースで購入したい
eSIM-san|容量と日数を細かく選べる
eSIM-sanは、500MB/日、1GB/日、2GB/日、3GB/日、無制限など、日数と容量を組み合わせて選べるサービスです。
2026年8月確認時点では484円から表示されており、15GB/7日の番号付きや30GB/10日の番号付きプランもあります。
通常プランのネットワークはTrueMove Hで、無制限プランは1GB使用後に5Mbpsとなる条件が案内されています。
日本人による365日LINEサポートもあります。
KKday|AIS・Trueなど現地キャリア系を探しやすい
KKdayはeSIM専業サービスではなく、旅行商品を扱うマーケットプレイスです。
タイ向けではAISやTrueなど複数の現地キャリア系商品が掲載されるため、タイの電話番号付き商品や通話付き商品まで探したいときに候補になります。
ただし、料金・本人確認・高速通信枠・電話番号は商品ごとに異なります。
Klook|旅行予約と一緒にeSIMを探せる
Klookも旅行商品マーケットプレイスで、タイ向けにAIS・True・dtac系など複数のeSIM商品を扱っています。
ホテルやアクティビティなどをKlookで予約する予定があり、eSIMも同じサービス内から探したい人には使いやすいでしょう。
一方、Klook自体にひとつの通信仕様があるわけではないため、購入するeSIMごとにデータ容量や速度制限、電話番号の条件を確認してください。
タイeSIMは「無制限」と「回線名」だけで選ばない
タイeSIMの比較記事では「無制限」「AIS回線」といった短い言葉が目立ちます。
しかし、実際の使いやすさを判断するときは、もう一段細かく見る必要があります。
同じ無制限でも高速で使える量は違う
SailyとUbigiを比べるだけでも違いが分かります。
- Saily:1日5GBまで高速、その後最大1Mbps
- Ubigi:7日合計25GBまで高速、その後2Mbps
たとえば1日に6GBずつ使う人なら、「毎日5GBの高速枠があるプラン」と「旅行全体で25GBの高速枠があるプラン」では相性が違います。
無制限プランは「○か×か」ではなく、「何GBまで高速か」で比較するのがポイントです。
AIS対応でも旅行eSIMの速度を断定はできない
タイの通信会社としてAISが高い評価を得ていることは、eSIMを選ぶひとつの材料になります。
ただし、旅行eSIMでは現地キャリアの基地局だけで通信が完結するとは限りません。
サービス事業者側のローミング経路やネットワーク構成なども関係するため、AIS対応という理由だけで「このeSIMが必ず最速」とは断定できません。
回線名は重要ですが、料金・FUP・サポート・開通方法などと組み合わせて判断してください。
インストール日と利用開始日は分けて考える
旅行eSIMでは、購入日、インストール日、プラン開始日がすべて同じとは限りません。
SailyやUbigiのように旅行前にインストールし、目的地へ到着してからプランが始まるサービスもあります。
World eSIMも商品ごとにアクティベーション条件が決められています。
一方、各社には複数の商品があるため、「このサービスなら絶対に日本でONにして大丈夫」と一括りにせず、購入するプランの説明を確認してください。
タイeSIMの購入から設定・利用開始まで
1.eSIM対応端末を確認する
最初に、自分のスマートフォンがeSIMに対応しているか確認します。
iPhoneでは、AppleがiPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降を海外旅行用eSIM利用の対象として案内しています。ただし、販売地域やモデルによる違いもあるため、自分の端末を確認してください。
2.SIMロックを確認する
eSIM対応端末でも、通信事業者によるSIMロックが残っていると利用できない場合があります。
iPhoneでは「設定 → 一般 → 情報」からSIMロックの状態を確認できます。
3.必要なプランを購入する
購入前に次の5項目を見ます。
- 旅行日数
- 必要なデータ容量
- 無制限の場合のFUP
- 電話番号・SMSの有無
- アクティベーション条件
4.日本でeSIMをインストールする
旅行前にインストール可能な商品なら、自宅など安定したWi-Fiがある場所で設定しておくと現地到着後の作業を減らせます。
QRコード方式の場合は、QRコードを別端末やパソコンに表示して読み取る場合があります。
サービスによってはアプリから直接インストールできます。
5.タイ到着後にモバイルデータ回線を切り替える
タイ到着後、旅行用eSIMをモバイルデータ通信に指定します。
必要なサービスでは、旅行用eSIM側のデータローミングをONにしてください。
日本のSIMを端末に残している場合は、日本側の回線で意図せず海外データ通信が発生しないよう確認します。
6.帰国後は日本の回線へ戻す
日本へ戻ったら、モバイルデータ通信を普段使っている日本の回線へ戻します。
iOS 26では、条件によって帰国時に旅行用eSIMが自動的にOFFになる機能もありますが、最終的には設定画面で主回線を確認すると安心です。
タイeSIMを使う前に確認したい注意点
| よくある失敗 | 主な原因 | 対策 |
|---|---|---|
| 購入したのにインストールできない | eSIM非対応端末 | 購入前に対応機種を確認 |
| タイで通信できない | 回線・ローミング設定 | 公式設定手順を確認 |
| 日本回線で通信してしまう | モバイルデータ回線の指定ミス | 旅行用eSIMをデータ回線に指定 |
| 無制限なのに遅くなった | FUP・速度制限 | 高速通信枠を事前確認 |
| 旅行前に日数を消費した | アクティベーション条件の勘違い | Activation Policyを確認 |
| 電話番号がタイ番号ではなかった | 「電話番号付き」だけで判断 | +66番号か確認 |
| 番号付きプランが開通できない | 本人確認が必要 | パスポート認証条件を確認 |
| eSIMを削除して戻せない | プロファイルを自己判断で削除 | 削除前にサポートへ相談 |
接続できないときに、いきなりeSIMプロファイルを削除するのは避けたほうが安全です。
サービスによっては再インストールできない商品もあるため、まず再起動やモバイルデータ設定を確認し、解決しない場合はサポートへ問い合わせてください。
タイeSIM・SIMカード・Wi-Fi・海外ローミングはどれがいい?
eSIMがおすすめの人
- 1人~少人数でタイへ行く
- eSIM対応スマートフォンを持っている
- 空港でSIMカードを買う時間を減らしたい
- Wi-Fiルーターを持ち歩きたくない
- 到着後すぐGoogle MapsやGrabを使いたい
現地SIM・現地eSIMがおすすめの人
- タイの+66番号が欲しい
- 通常の音声通話を使いたい
- AIS・Trueなどの現地キャリア商品を直接選びたい
- パスポート認証などの手続きを許容できる
Wi-Fiルーターがおすすめの人
- 家族など複数人で1回線を共有したい
- eSIM非対応端末を含む
- スマートフォンの回線設定を変更したくない
海外ローミングがおすすめの人
- 日本で契約中のプランに海外通信が含まれている
- eSIMを追加する手間を省きたい
- eSIMとの差額が小さい
すでに海外通信が料金に含まれている場合は、eSIMを新たに購入する必要がないケースもあります。契約中の携帯電話会社の海外利用条件も一度確認しておきましょう。
保存版|タイeSIM選び5ステップ&購入前チェックリスト
購入画面を開いたときに、以下の順番で確認すると選びやすくなります。
- タイの+66電話番号が必要か決める
- 旅行日数を確認する
- 必要な高速データ容量を決める
- 日本語サポート・利用回線・料金を比較する
- FUPとアクティベーション条件を確認して購入する
この7項目を確認してから買えば、「安かったけれど自分には合わなかった」という失敗をかなり避けやすくなります。
タイeSIMのよくある質問
タイで一番おすすめのeSIMはどれですか?
すべての人に同じ1社がおすすめとは限りません。
初めて利用して日本語サポートを重視するならWorld eSIM・trifa、価格と容量のバランスならSaily、10GB程度使うならUbigiから比較すると候補を絞りやすいです。
タイ旅行5日間なら何GB必要ですか?
LINE、Google Maps、Grab、Web検索などが中心なら、まず5GB前後を基準に考えるとよいでしょう。
SNSへの動画投稿やYouTube視聴が多いなら10GB以上、動画を長時間見るなら大容量・無制限も検討してください。
タイ旅行7日間なら何GB必要ですか?
地図・LINE・検索・SNS程度なら5~10GB前後から考え、動画利用が多ければ10GB以上を検討すると選びやすいです。
ホテルWi-Fiを多く利用する場合は、それより少ない容量でも足りることがあります。
無制限ならデータ量を気にしなくてよいですか?
必ずしもそうではありません。
Sailyの無制限は1日5GBまで高速、Ubigiの7日無制限は合計25GBまで高速です。
「無制限」という表示だけでなく、高速通信枠と制限後速度を確認してください。
AISとTrueはどちらがおすすめですか?
2025年のOpensignal調査では、AISがカバレッジや5G平均ダウンロード速度で強い結果を残しています。
ただし、旅行eSIMではローミング経路なども関係するため、「AIS対応だから必ず最速」とは限りません。
タイeSIMは日本で設定しても大丈夫ですか?
旅行前にインストールできるサービスは多くあります。
ただし、プランが開始されるタイミングは商品によって異なるため、購入したプランのアクティベーション条件を確認してください。
タイeSIMで電話番号は使えますか?
使える商品と使えない商品があります。
また、「電話番号付き」であってもタイの+66番号とは限りません。現地番号が必要なら、国番号まで確認してください。
iPhoneでタイeSIMは使えますか?
Appleでは、iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降を海外旅行用eSIMの対象機種として案内しています。
ただし、モデルや販売地域による違いがあるため、自分の端末でeSIMを追加できるか確認してください。
タイeSIMでテザリングはできますか?
対応しているサービスは多いですが、上限は異なります。
たとえばUbigiではデータ共有が可能です。Holaflyのタイ向けeSIMでは1日1GBまでの共有が案内されています。
eSIMとWi-Fiならどちらがおすすめですか?
1人~少人数でeSIM対応スマートフォンを使うなら、eSIMは荷物が増えず使いやすい方法です。
一方、家族全員で常に行動し、複数端末をまとめて接続したい場合にはWi-Fiルーターも候補になります。
まとめ|タイeSIMは旅行スタイルから選ぼう
タイeSIM選びで大切なのは、「おすすめランキング1位」をそのまま買うことではありません。
旅行日数・必要な高速データ容量・日本語サポート・電話番号・通信条件の5点を決めれば、自分に合う候補はかなり絞れます。
| 希望 | 比較したい候補 |
|---|---|
| 初めて・日本語重視 | World eSIM / trifa |
| 価格と容量のバランス | Saily |
| 10GB程度使いたい | Ubigi |
| 無制限を使いたい | Saily / Ubigi / Holafly / World eSIMなど |
| 少容量でよい | Saily / 地球の歩き方eSIM |
| タイの現地番号が必要 | AIS・True・dtac系商品 |
| 条件を細かく選びたい | eSIM-san / Airaloなど |
特に無制限プランでは「無制限」という言葉だけで判断せず、高速通信できる容量と制限後速度を確認してください。
また、AIS・Trueなど利用回線も参考になりますが、回線ブランドだけで旅行eSIMの実際の速度までは判断できません。
候補を2~3社まで絞ったら、最後に公式サイトで最新料金・高速通信条件・利用開始タイミングを確認してから購入すると安心です。